※この記事は2021/04/17に書いた記事を読みやすく書き直したものです。
はじめに
【選択的夫婦別姓という言葉は聞いたことあるだろうか】
詳しく語る前に一つ、みなさんの苗字は父親、母親、どちらの旧名だろうか。
今の日本の現状として、夫の旧姓に妻が改姓する割合は9割ほどを占めているというデータがあります。
と、いうか自分の家族もそうだし、みんなもそうなんじゃないかなと思います。
現在の日本の法律として、結婚する場合は「夫の旧姓」または、「妻の旧姓」をそろえて苗字にすることが決められています。
そんな世の中、新たに「それぞれ自分の旧姓のまま結婚できる選択」のことを【選択的夫婦別姓】といいます。
あくまで選択なので、選択的夫婦別姓が認められても夫婦同姓も可能です。
どうしてこの記事を書いたか
なぜ突然、選択的夫婦別姓について話し始めたかというと香川県にあるコワーキングスペース
「co-ba takamatsu」にて選択的夫婦別姓を考えるワークショップが開かれ、参加したためです。

co-ba takamatsuは高松市にある中央公園のすぐ横にあり、瓦町駅からも近い位置に存在してます。(便利)
たくさんイベントや活動などしているので香川県民は公式サイトをチェックしてみてください~
初めてお邪魔しましたが、落ち着いた空間でみんなやさしく、作業などワーキングスペースとしてとっても良い場所でした!
選択性夫婦別姓について考える
今日は「選べる社会・選べない社会?-選択的夫婦別姓を考えるワークショップ-」と題したイベントが開催され、事実婚経験者など、高松市民の3人によるトークを聞いて、参加型のグループワークをさせてもらいました。

選択的夫婦別姓の歴史
「選択的夫婦別姓」について掘り下げていくと、明治時代から「夫婦は同じ姓」ということが現在まで継承されてきました。
ちなみに先進国で「夫婦同姓を強制」しているのは日本のみらしいです。
もともと、1996年には選択的夫婦別氏制度が導入されましたが、現行では廃止されました。
2015年に選択的夫婦別姓をめぐり最高裁判所まで持ち込まれましたが、夫婦同姓は合憲。つまり選択的夫婦別姓は認められませんでした。
ちなみに世論としては、約7割が賛成です。 しかし、国は反対派が多いのが現状です(泣)
理由としては、日本の家制度を含む伝統的な家族像からだそうです。
要するに、今までの伝統だから。子供の名前の問題があるから、というわけです。
賛成派の自分の意見としては、
伝統というより困る人(のちに説明)がいる時点で悪習なのでは?と思ったり
自分は親のことを苗字や名前でよばないので(父親、お父さん的な感じ)仮に、親の姓がばらばらでも違和感はないような気がします。(これは人によるかもですが…)
また、反論意見は基本的に感情論では?という話もありました。
選択的夫婦別姓じゃないと困る人
そもそもどんな人が困るのかわからない人もいるかもしれません。
今回、参加したイベントでトークをしてくれた女性の方々は、
・生まれたときの名前で呼ばれたい。
・職業柄、夫婦名前を変えられない。でも変えなくちゃならない。
といった方々でした。
法律的に結婚しなくとも、姓を夫婦変えずに「事実上結婚」をすることは可能です。
しかし、外国に行く際にビザが取れない、社会的な手当などが受けられないといった問題が伴ってきています。
生まれたときの名前で呼ばれたい。とトークしてくれた人は、
夫の姓にすることで自分が自分じゃなくなることに違和感を感じたとお話してくれました。
事実上結婚をしていたものの夫が外国へ転勤する際、夫婦で苗字が違う場合配偶者ビザが取れず、仕方なく「望まない改姓」をして、精神的苦痛を覚えたそうです。
もう一人のトークをしていただいた方は、住職さんの女性の方でした。
住職という立場上、姓が変更することはできないが、住職同士で結婚するとなると夫婦のどちらかが住職の立場になれないといった事態に陥ってしまいます。
また、一般の方と結婚した場合でもどこか妻側が姓を変えるという社会が不通になっている今では心苦しさを感じることがあるそうです。
このような強制的に姓を変える制度のためで苦しんでいる人がいるのが、現状です。
さいごに
今、自民党が選択的夫婦別姓について議論をしていますが、賛成派と反対派の対立だけが続き、特に何も進歩がないままです。
1歩でも選択的夫婦別姓を実現するためには、今日あったイベントのように少しでも個人で情報を広めていくことが大切なのかもしれませんね。
この記事で少しでも選択的夫婦別姓を理解してくれた方がいれば幸いです。
コメント
まじめやー
いやコメントはやw
あざーす笑